「松下電器」の中国での課題
販売競争が激化している巨大市場の中国で、今、中国の日系企業が求められているのは迅速なリスク管理対応と、日本の本社を含むグループ上げての総合力の結集です。
一九三三年から事業部制を敷いている「松下電器」も例外ではなく、事業部制の弊害からの脱却が課題となっています。 事業部制の根本は「自主責任経営」ですが、自主責任経営の徹底は全社的な整合や全体最適がデメリットです。
製造は製品別の事業部で、販売は得意先別では当然、「製造と販売のねじれ」現象が発生し、ビジネススキーム、情報システムが複雑になり、迅速なローカル企業に後れを取ることになります。
日本国内八十一社、海外九十社を専用線LANでつないでいる情報システムを、いかに効率よく活用させるかが、「松下電器」の中国事業における課題となっています。
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「松下電器」の販売戦略
松下電器グループの事業の基本は、①世界中のお客様に最高の満足をお届けする、②世界に比類なきエレクトロニクス企業を目指す、の2点にあり、海外での営業展開は地域別(アジア太平洋、北米、中南米、欧州、中近東・アフリカ、中国)に担当し、インダストリーと半導体、FA、カーエレクトロニクスの各営業本部はグローバル対応をしています。
同社の中国での事業展開は人材育成を基本に、「もの作りの前に人作り」という経営理念を掲げ、人材育成を行っています。
一九九四年、松下電器は北京に人材育成センター(CMC)を設立し、中国松下グループの中国人経営幹部育成のための教育を、継続して実施しています。
松下電器はお客様の価値をネットワークの社会でも創造していく「超製造業」として、あくまでも製造業にこだわり続けながら、貢献をしていく。そして、二十一世紀の松下はアジアの主役である中国と一緒に、先進の電子技術と究極の智慧で人類の文化生活に新たなページを開こうとしています。 |