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〇七年四月、中国企業の「アジア・メディア・カンパニー・リミテッド」が東証マザーズに上場を果たしました。これまでにも中国系企業としては、新華ファイナンスが上場を果たしていますが、同社は本社が香港にあり、中国市場に関する情報、コンサルティングを提供する会社なので、中国企業とは言い難い部分があります
その意味で「アジア・メディア・カンパニー」は、中国企業の日本市場での上場としては、第一号になります
「アジア・メディア」はテレビ番組ガイドを主に事業展開している会社ですが、本社登記はタックスヘイブンの英領バミューダ諸島、中国企業が海外で上場するときのスタンダード地です
同社の上場を皮切りに、中国企業の日本上場は一気に加速する気配を見せています


「アジア・メディア」とは
「アジア・メディア」の事業部門は三つ、その内テレビ番組ガイドは〇七年二月末現在、全国六十三のテレビ局から二百九十九チャンネルの番組情報を入手し、テレビ番組ガイドチャンネル用データを作成し、ケーブルテレビ会社十三社に配信しています。 主な収入源はガイドチャンネルにおいて広告を掲載することによる広告料収入です。
また携帯電話情報配信会社を通じての配信もしており、携帯電話使用者から毎月のサービス利用料を得ています。
二つ目の海外映画劇場業務は、中国国際電視総公司と提携し、各テレビ局を通じて視聴者に海外の映画を提供しています。
ここでは広告料と番組の命名権販売の収入を得ています。
三つ目はテレビ広告代理業務で、北京テレビ局とCCTV(中央テレビ局)等のテレビ局の広告枠を代理販売しています。

〇六年十二月期の連結売上高構成比は、TVPG業務三十六%、海外映画劇場業務四%、テレビ広告代理業務六〇%と、広告代理業務をメインに行っている新進企業です。

「アジア・メディア」の事業スキーム
「アジア・メディア」グループは、中国におけるメディア・プラットホームを越えたテレビプログラム・ガイドソリューションとサービスの提供の先導者であります。
テレビプログラム・ガイドソリューションとサービスは、正確なテレビプログラム情報を、ケーブルテレビネット、無線通信及びインターネット等を通じて視聴者に提供し、視聴者がテレビ、携帯電話及びコンピュータ等で異なるテレビ局の番組情報を一覧、検索及び設定し、必要なテレビ番組を選択し、視聴できるように支援するものです。
同社は、主にテレビガイドチャンネルがカバーしている十一の省、市の中国のテレビ視聴者にテレビプログラム・ガイドサービスを提供すると同時に、テレビガイドチャンネルの広告時間枠を通じて広告収入を得ています。

さらに当社は、中国のテレビ産業のアナログからデジタルへの移行に対応したEPGサービスも完成させ、新しい時代に向けた事業スキームを実践しています。

 


日本での上場にこだわった「アジア・メディア」

中国のベンチャー企業にとっては、米ナスダック市場への上場が、成功のために欠かせない条件と言われています。
ポータルサイトの新浪、捜狐、検索サービスの百度など、ナスダックに上場したことで中国国内の競争で優位に立ち、業界トップになった企業は少なくありません。
「アジア・メディア」も、中国の広告市場での競争力を高めるため、海外での上場を決めましたが、上場先は日本でした。
日本で上場すれば、初めての中国本土企業の上場となる、とその歴史的な意義を重視した崔建平氏の決断でした。

「アジア・メディア」の市場における優位性
「アジア・メディア」グループは、テレビ局と安定した協力関係を築いており、その安定性とテレビプログラム・ガイドの先行参入者としてのシェアは、当社に中国テレビプログラム・ガイドサービス市場における主導的な地位を確保させています。
同社は、テレビプログラムデータの独占使用権を利用して、テレビガイドチャンネルサービス等の多くのテレビプログラム・ガイドサービスを提供しており、これらのサービスは当社グループとテレビ局の協力関係を強固にしています。
また、当社グループが保有する長期間の運営検証を経たテレビプログラム・ガイドソリューションと膨大な広告購入顧客群も、その他の競争相手が短期間のうちに当社のビジネスモデルを模倣することを困難にしています。
同社の知的財産権は、登録済みの特許権二件、申請中の特許権二件、登録済みのソフトウェア著作権四件、これらの蓄積が同社の市場における優位性をゆるぎ無いものにしています。
崔建平氏率いる「アジア・メディア」グループ、経験豊富な経営陣と共に中国で実業を、そして日本で上場を果たし、日本と中国の成長路線を果敢に走り続けています。

後に続くか、中国企業の日本上場 
崔建平氏は日本での苦労話しを、次のように語っています。
「文化の壁を乗り越えるのは大変だった。日本企業に共通して言えるのは「ディテールを重視する」ということだ。
おそらく日本では、細かいことがきちんとできない会社に大きなことができるはずない、と考えられているのだろう。
しかし中国の発想は逆だ。まず大きなことをやって見せ、納得してもらうということから始める・・・・・」と。
中国と日本の文化の壁を乗り越え、日本での上場と、大きな事をやって見せた「アジア・メディア」、同社に続く中国企業が、次なる日本での上場を目指しその出番を待っています。

 

 
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